2016年5月23日月曜日

【2016年版ものづくり白書】に掲載していただきました

2016年5月20日に閣議決定されたものづくり白書に弊社の取り組みが掲載されました。
ものづくり白書は経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3 省共同で作成作業を行っています。

掲載されている取り組み内容は、弊社が共同開発に携わった「Rapiro」についての内容です。

「第1部 第1章 第3節 158ページ」に掲載されております。
http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2016/honbun_pdf/pdf/honbun01_03_04.pdf

開発当時は、プロジェクトに関わった人たちみんなが、本当に大変だったと思います。
大変だったからこそ、完成し最初にクラウドファンディング支援者に、Rapiroを出荷し終わった時の達成感が大きかったのを今でも覚えています。

近年、スタートアップやベンチャー企業が色々な取り組みを行っています。
なかでも、ハードウェアをつくり、世に出したいという話はよく聞きます。
しかし、ハードウェアは量産化の壁があると、感じています。

海外ではスタートアップを支援する仕組みができていると聞くことがあります。

日本国内でも、分野は狭くても弊社のようにものづくりに携わり、ある一定の技術を有する企業が協力し、量産化の壁を越えられるような環境になっていければと考えています。

2016年5月6日金曜日

工場の照明をLEDに変えました

以前は水銀灯だったミヨシの工場照明。

交換前の水銀灯


LED化すれば、明るくなる上に消費電力も減らせることが出来ると分かっていたのですがなかなか取り組めずにいました。

・どのような照明タイプが良いのか
・交換にかかる費用とランニングコストを比較してどのくらいのメリットがあるのか
・耐用年数は本当に長いのか

上記のような疑問が以前からありました。

一番迷ったのは、照明のタイプと適切な照度がどのくらいかということでした。
照明タイプはLED以外のものも含め、様々な照明を比較しました。

結論としては、天井が5m以下なので、高天井タイプは必要なくベースライトが適している。
というところに落ち着きました。

照明器具の選定から、設置まで同じ区内にある「クサマデンキ」さんに相談して決めていきました。
選定に関しては親身に相談に乗っていただき、最も良い選択ができたと考えています。

交換後のLED照明


照明交換後、点灯させると想像以上に明るくなりました。

これで仕事もしやすくなる!
汚れているところが分かりやすくなって、掃除もしやすくなる!

良い環境になったと思います。

もちろん、常時すべて点灯させるわけではなく、適時必要な部分だけ点灯できるようにしたいと考えています。そのために、電灯一つにつき一つずつスイッチを設けています。


気になるランニングコストですが

電圧200Vで電流実測値は
水銀灯2灯で5.0A   ⇒ 200×5.0÷2= 一灯あたり500W
LED10灯で4.3A    ⇒  200×4.3÷10= 一灯あたり86W

になり、一灯あたりの電気削減量は414W⇒0.414KW
これを常時10灯使い、1日12時間、240日使用した場合

0.414×10×12×240=11923.2

分かりやすく、1KWあたり20円とした場合

11923.2×20=238,464円

となり、年間238,464円の電気代節約につながることが期待できます。

実際には照明はすでに間引きしながら使っていたので、ここまでの効果は期待できませんが、電気代の節約につながるのは間違いありません。

もうひとつ

水銀灯はかなりの熱量を発しており、天井やけ跡がつくくらいくらいでした。

今回選定したベースライトは、発熱量が少ないことにも魅力を感じました。
これで、夏場の空調効率も以前に比べて上がることが期待できます。

すべてがLEDにすれば良いというわけではないと思いますが、水銀灯からの入替は期待できます。


杉山耕治

2016年3月4日金曜日

消火訓練と災害対策

3月3日、午後から消防署に指導をお願いして、消火器の使用訓練を行いました。
天気も良く、気温も暖かく、花粉も良く飛び、絶好の消火器訓練日和となりました。

消火器の使用訓練は7年くらい前に実施しましたが、意外と感覚忘れているものだなと感じ、訓練の継続実施の重要性を感じました。

消防署職員から操作説明

実際に使用してみて操作手順を確認


消火器の使用方法としては
・消火器の使用できる時間
・消火器から出る消火剤の距離
について、各消火器を確認すること。

他に、消火訓練の際消防署の職員から教えて頂いたのは
火の高さが天井に届くような大きさの場合は自力での消化は難しいので、人命優先でまず逃げてることだそうです。
そして周りに知らせることも大切ですね。

石油ファンヒーターが倒れた際に火災になることがあるため、ファンヒーターは倒れやすい置き方をしないことや、周囲に燃えやすいものがないようにすること、などのアドバイスをもらいました。


訓練後の質疑応答では積極に質問
消火訓練の際、緊急避難も行いました。

逃げ遅れている人がいないか、点呼をとるのですが、これは誰がどういう風にと決めていないと、いざその状況になった時に対応できないと感じました。




消火器の使用訓練の後、社員全員で消火器の場所の確認、避難経路の確認などを各現場を回りながら話し合いました。


私達の会社、働いている人の命も当然ですが、周囲の住人に対しても被害が出ないよう、災害対策は必須ですね。


もうすぐ東日本大震災から5年が経ちます。
普段の生活からは縁が遠いことですが、あの経験を思い出し、災害対策を続けていたいと思います。




杉山耕治

2016年3月1日火曜日

箱型の成形 PPとウッドプラスチックコンポジット


弊社は金型製作から成形までお受けすることが多く、試作品で形状の確認や機能確認をすることが多々あります。

成形時に起こりうる問題は参考書からも学べますが、経験によって蓄積することも大切。

ということで、箱型の成形時に起こりうる問題を調べる金型を作り、ゲートの種類、材質や成形条件によってどのような差があるのかをテストしました。

箱型形状、サイドゲート1点




開口部のソリが確認できるよう高さは全高さ23.52mm(内壁22mm)



今回は箱型形状の成形品で

①PP
②PP+ウッドプラスチックコンポジット

の二種類で成形しました。

ウッドプラスチックコンポジット


ウッドプラスコンポジットの使用は弊社でも初めてで、試作する前から楽しみにしていました。

異なる配合量で色味や硬さを確認



配合量を変えると、色の濃さが変わります。
一番左は配合量も多めですが、成形機の加熱等温度を200℃まで上げたため、やけ色がついてしまいました。

成形した感触としては

・背圧を高め(今回は3Mpa⇒10Mpa)にした方が均一にフィラーが充填される
・加熱筒の温度は、180℃以下が望ましく、滞留時間も少なめにする
・射出圧力、スピードは通常のPPより高めの設定が必要だが、スピード高めだとガス焼けが出やすい。

箱型形状で最も多い問題として、「ソリ」があげられます。
今回はソリにどのような影響が出るのかも確かめなした。
ソリの発生比較のため、金型の冷却はをしていません。

通常のPP

側壁面に定規をあて、ソリによる隙間を確認

開口部にソリが発生し、内側に湾曲しています。
測定してみると

通常のPPで隙間測定

隙間は1.49mmとかなり隙間が生じています。


PP+ウッドプラスチックコンポジット

側壁面に定規をあて、ソリによる隙間を確認

開口部にソリが発生し、内側に湾曲していますが通常のPPよりも湾曲は少なくみえます。
測定してみると


PP+ウッドプラスチックコンポジット

結果は
①PP
1.49mm

②PP+ウッドプラスチックコンポジット
1.06mm

ウッドプラスチックコンポジットは
ソリの対策にも効果があることが分かりました。

機械的性質に関しては、非破壊検査などをしていなので正確には分かりませんが、押したり切断した感触としては、通常のPPよりも強度も高いような感触です。

テスト成形した感想としては
想像していたよりも成形性は良く、機能性向上も期待できそうです。

とはいえ、起こりうる問題を材料の選定や成形条件でコントロールするだけでなく、製品設計の段階で、解決策を考えた製品構造を考えられると良いですね。




おまけ
写真では伝わらない情報を。


成形品はほんのり木の香りです。



杉山耕治

2016年1月6日水曜日

荒川区 中小事業者向け省エネ講座でお話しします

荒川区が推進する活動の一つに7S活動というものがあります。
7Sは5S(整理・整頓・清掃・清潔・社員教育(しつけ))に、5Sと同じく日々の積み重ねが重要な2Sに(省エネ・サービス)を加えた、荒川区独自のカイゼン活動です。

そこで、弊社が取り組んでいる省エネ活動の事例、体験談のお話しをすることになりました。
お話しするのは2/5の第1回講座になります。


開催概要
日時
第1回講座
平成28年2月5日(金曜) 
午後2時30分から午後4時30分まで
(午後2時受付開始)

会場
あらかわエコセンター2階
〒116‐0002 荒川区荒川1-53-20

詳細はこちら(PDF)
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/event/zenevent/7S-syouene.files/syouenekouza.pdf


定員は20名で、1時間お話しする時間を頂いています。
今すぐできる省エネ活動を、来て頂いた方とコミュニケーションとりながら楽しくお話し出来ればと思っています。


杉山耕治

2016年1月4日月曜日

2016年 よろしくお願いいたします

新年あけましておめでとうございます。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

いよいよ明日、1月5日より株式会社ミヨシも本格始動します。



写真は弊社の屋上での年賀状用に撮影したものです。

実は昨年と同じ構図です。

撮影する日は事前に決めていたのですが、見事に雲一つない、2016年の先行きを示すかのような素晴らしい天気の下、写真を撮ることが出来ました。

最近はブログの更新も滞り気味でしたが
引き続き、会社での出来事、技術的な話などを書かせていただこうと思います。

あれ?この文章どこかで書いたような・・・・

本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。 
皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます

杉山耕治

2015年10月30日金曜日

ブルーカラー's ホワイトカラー~金型屋新人のお勉強①


"勉強"


つまり情報を蓄積し、それらを総統合して使いこなせなるようになる努力。頭の中でデータベース化すること。閲覧自由、取り出し自在で、実際の行動に応用できる。知識が血肉となっている感じ。

と定義してみて、話を進めたいと思います。



ご存じの方も多いと存じますが念のため、
ホワイトカラー、ブルーカラーというのは色のカラーcolorでなく襟(えり)collarのことです。
白い襟はワイシャツを、ブルーは作業着を指し、知的労働と工場労働およびそれぞれに従事する者を意味しています。

これはとんでもない誤解だと私は思います。
手に職に憧れて入ったこの業界ですが、手を動かして加工するばかりでは仕事ができません。どんなものを作っているかによって程度の差こそあれ、工具や材料に対する知識、加工方法、加工を行う機械についての知識などなど、勉強することがたっくさんあります。


勉強にしばらくおさらばできるかと思ったら、まったくの誤解でした!笑



ということで、これから回を分けてしばらく勉強の様子をご紹介させていただきたいと思います。



まずはその方法論から・・・


私は16歳からほぼ一年ごとに新しいものにチャレンジしていました。
小学校の時に通っていたスイミングやバスケに始まり、ボクシング、英語、サッカー、アカペラ、居合い、ダンス、楽器等々。主にはスポーツですが、本当にいろんなことをやってきました。もちろん今もです。上に挙げた中で辞めているものはほとんどありません。時間配分的に多いものと少ないもの、というのはありますが・・・

しかも、どのスキルも向上させたいというわがままから、
「いかに効率よく特定のスキルを磨いていくか」
を追求してきました。

なので、身体をつかうスキルの向上に関しては、僭越ながらある程度の自負を持っています。

しかし、学校の勉強の方は「好きなことばっかりやる」、「あまり勉強しないで感覚的に覚える」、「テスト前だけ暗記する」という姿勢で乗り切ってきたので、今そのツケを払っているようです・・・


これまでは勉強といえば「漆塗り」のようなイメージを抱いていました。
薄くても浅くても、重ねていけば積層し定着し、はがれにくいものになるだろう、と。

なので、とにかく本を多量に読んでいました。読んだ内容はまたどこかで出てくるだろう、何回か出てきたらいずれ覚えるだろうと、深く理解せずともその場で読み流していました。

製造にかかわる本で入社から一年半までに読んだものの1/3~1/4ほど。

                      


ところがそうは問屋は卸申さず、漆には「のりがわるいもの」というのがあるようです。


製造業は特に経験がなく、しばしば量子や物理の世界の話になるため、言葉に対するイメージが持てないことが多かったのかもしれません。一向に覚えていく気配がありませんでした。


これでは、今までの感覚的でテキトーな知識習得方法では通用しないと気づき、半年ほど前からようやく「勉強方法」の研究をスタートさせました。



つづく